一般ニュース 4月2008年
   
30/04/08 外資スーパーの豪州進出規制を緩和 − 連邦政府
30/04/08 ニュージーランド航空が今年度の利益予想を下方修正
30/04/08 豪州の消費者物価指数が4.2%となり、利上げの懸念が増す
23/04/08 空港を売却し、病院の改修資金に − クイーンズランド州政府
23/04/08 インドとFTAに向けた予備調査の枠組みに合意−クリーン貿易相
23/04/08 システムの不具合でフライトに遅れ − バージンブルー航空
16/04/08 ベトナムのパシフィック航空と戦略的提携 − ジェットスター航空
16/04/08 B787の納期遅れでボーイング社に賠償請求 − カンタス航空
16/04/08 エティハド航空がオーストラリア線を増便
09/04/08 2月のオーストラリアの貿易赤字が過去最悪の33億ドルに
09/04/08 ブリスベン線を3便増便、7月からは1日3便に−シンガポール航空
09/04/08 管制官の半数が病欠でフライトに遅れ − シドニー空港
02/04/08 豪連邦準備銀行が政策金利を7.25%のまま据え置き
02/04/08 サマータイムが4月6日で終了、日本とシドニーの時差が1時間に
02/04/08 アデレード空港の離発着時間制限の見直しを要請 − 貨物業界

                                              

04月30日2008年 外資スーパーの豪州進出規制を緩和 − 連邦政府

  連邦政府による、外国スーパーマーケット・チェーンへのオーストラリア進出規制を緩和する動きによって、食品価格の値下げにつながることが期待されている。 連邦政府は、アルディーやウォール・マートなどの外資系のスーパーが、オーストラリアでの出店をしやすくなることを望んでいる。 具体的には、外資のスーパーは更地の商業地を開発するのに現行の1年間に代わって5年間の猶予期間が与えられる。 クリス・ボーウェン財務副大臣は、「以前の規則では、特に日用雑貨などにおいて競争が阻害されてきた。 一般的に競争があると商品価格が下がる。 今回の規制緩和は万能薬でも特効薬でもない、連邦政府が行う対策のひとつにしか過ぎない。 我々は外資のスーパーが商品価格を下げてくれることを望んでいる。 1年以内で商業地の開発を義務付けているのは、彼らにとって非現実的で大きな障壁となっていた。 スーパー同士の競争が加速すれば、消費者にも恩恵が出てくる」と話した。 (Source: ABC, 23/04/08 "Govt opens door to foreign supermarket giants")

04月30日2008年 ニュージーランド航空が今年度の利益予想を下方修正
  ニュージーランド航空は、今年度の利益予想について燃料費の大幅な上昇によって前回の予想より下方に修正した。 同社は昨日、「今年度の利益(特別損失を除く税引き前)は、2月に発表した2.59億NZドルを変更して2億NZドルから2.2億NZドルの間になる」と発表した。 今回の発表は、バージンブルー航空による利益の下方修正に続くもので、原油価格がこの6ヶ月間で48%上昇して1バレル $US144になったことで、アメリカの多くの航空会社も利益を減らしている。 国際航空運送協会(IATA)が今週、世界中の航空会社の燃料費が1,560億USドル以上になると予想している。 ニュージーランド航空は、「今回の利益の下方修正は、先例のない原油価格の高騰と、原油価格とジェット燃料価格の差が広がったことにある。 過去2年間の原油価格とジェット燃料価格の差は平均15USドルであったのが、最近は25USドルにまで上がってきている。 我々は原油価格においてはヘッジをしているが、原油価格とジェット燃料価格の差額については対策をしていなかった。 これらの燃料費の上昇に対処するために、最近航空運賃の値上げをしたが、この状態が今後も続けば、航空運賃の再度の値上げ、路線の見直し、経費削減を検討していかなければならない」としている。 (Source: Australian, 24/04/08 "Air New Zealand slashes profit outlook")
04月30日2008年 豪州の消費者物価指数が4.2%となり、利上げの懸念が増す
  オーストラリア統計局(ABS)は4月23日に、1-3月期の消費者物価指数(CPI)が1.3%増えて、年間のCPIが過去6年間で最高の4.2%となったと発表した。 これはエコノミストや中央銀行が予想した4%を超える結果となった。 ABSは1-3月期のCPIが上昇したおもな理由として、薬剤1.7%値上がりしたとしている。 中央銀行にあたるオーストラリア準備銀行のインフレ率の目標は2%から3%の間としている。 準備銀行は今月の初め、1-3月期のCPIの発表後には年間のCPIが4%になると自信を示し、中期的にはインフレを克服できるとしていた。 しかし、予想を超えた高いCPIとなったことで、利上げの可能性が再燃してきた。 現在の金利は3月に0.25%引き上げことにより、過去12年間で最高の7.25%となっている。 オーストラリア・ドルは、今回のCPI発表後すぐに95.03 USセントとなり、前日の94.04 USセントより1セント高くなった。 (Source: AFP, 23/04/08 "Australian inflation rate surges to 4.2 pct")
04月23日2008年 空港を売却し、病院の改修資金に − クイーンズランド州政府
  クイーンズランド州政府のアナ・ブライ首相は、「ケアンズ空港、マッカイ空港、マウント・アイサ空港そして、州政府が保有するブリスベン空港の12%の株式を売却して、マカイに建設する新しい病院やケアンズの病院の改修費用に充てる」と発表した。 それらの資産価値は簿価で約8億ドルとなる。 新しい病院や改修費用には9億ドルが必要であるが、同政府は10億ドル以上の売却価格を望んでいる。 空港への投資需要は高いが、マッコーリー銀行が保有するシドニー空港など、オーストラリアの空港の民営化には多くの批判がある。 ブリスベン空港は、オランダのスキポール空港を運営する企業が率いるコンソーティアムが所有しているが、1997年の民営化以降、クイーンズランド州政府は一部の株式を保有している。 州政府による空港事業からの撤退により、空港事業より重要とされる州政府が保有する港湾事業もリストラが予想される。 今回売却が計画されている空港などの売却価格が10億ドルでも、州政府がそれらの3空港から毎年受け取る少なくとも3,000万ドルの収入はなくなることになる。 一方、野党のローレンス・スプリングボルグ議員は、「今回の動きは州政府がパニックになっている証拠である。 州政府は資金がなくなり、今後は電力事業や港湾事業も売りに出されることになる。 なぜこのようなことになったかと言うと、州政府には増え続けている550億ドルの負債があり、利子の返済だけでも1日当たり1,000万ドルのクイーンズランド州住民からの税金が充てられている。 州政府は今までに何も築くことも、積み上げることもなかった。 だだ多額の資金を借り入れし、今は資産を売って資金を調達している」と非難した。 (Source: Australian, 16/04/08 "Sale of airports will fund hospitals")
04月23日2008年 インドとFTAに向けた予備調査の枠組みに合意−クリーン貿易相
  オーストラリアとインドが自由貿易協定(FTA)協議向けた予備調査の枠組みが4月11日に合意したことで、両国間の協定締結に一歩近づくことになった。 連邦政府のサイモン・クリーン貿易相は先週、「中国とのFTAの交渉を進める中、インドとのFTA協議開始への展望が開けたことに興奮している」と話した。 統計でも示すように、現在のインド経済は、ちょうど資源需要が高まる前の中国に似ている。 先週開催された西オーストラリア州港湾・輸出インフラ サミットでも、インドはすでに経済がブームとなっており、多くの点で中国と類似しているとしてる。 オーストラリア農業・資源経済局(ABARE)の第一次産品主任アナリストのアラン・コープランド氏は同サミットで、インドは2015年までに世界で最も資源を必要とする主要な経済国になるとしている。 重要なインフラ、電力供給、交通整備の不備の広がりが、インドの経済成長に影響を与えることが予想される。 来年度の中国とインドの経済成長率は8%とされ、世界の平均成長率の4%を大きく上回ることになる。 インドはオーストラリアにとって、すでに第6番目の輸出マーケットになっており、最も成長のスピードが早いマーケットである。 (Source: LLDCN, 14/04/08 "Australia seeking FTA with booming Indian economy")
04月23日2008年 システムの不具合でフライトに遅れ − バージンブルー航空
  4月16日の夜、バージンブルー航空のコンピューターが故障し、旅客に大きな遅れが生じた。 同社のオーストラリア全域のコンピューター・システムに夜7時ごろから30分から45分間に渡って不具合が発生し、全国のフライトが遅れた。 同社の広報担当者は、「ウェブサイトの不具合で、フライトの予約や出発に影響が出た」と説明した。 システムが故障の間、スタッフは手作業のチェックインを行い、搭乗の手続きに大きな遅れが生じた。 例えば、午後7時45分のメルボルン発シドニー向けフライトの出発は午後9時15分となり、特にシドニーとメルボルンで影響が出た。 同社によると、現在システムは回復し通常のスケジュールになっているとしている。 (Source: NINEMSN, 16/04/08 "Virgin Blue computer crash causes chaos")
04月16日2008年 ベトナムのパシフィック航空と戦略的提携 − ジェットスター航空

  カンタス航空の子会社のジェットスター航空は、アジア市場での更なる拡大のために、ベトナムのパシフィック航空と提携を結んだ。 今回の合意で、パシフィック航空はジェットスター・パシフィック航空と名前を変えて、ベトナムで初めての格安航空会社となる。 ジェットスター・パシフィック航空は、現在パシフィック航空が保有する4機のB737-400を使用して5月23日から正式に運航を開始する。 親会社のカンタス航空は、2014年までに30機のA320を調達し、ジェットスター・パシフィック航空のアジア市場での拡大の支援を行なう。 カンタス航空は、ベトナム第2の航空会社であるパシフィック航空の株式を現在18%保有しているが、2010年までには30%まで増やす予定である。 パシフィック航空はベトナム国内にB737を使用して7都市、週130便を運航している。 ジェットスター・パシフィック航空となってからは、幹線のハノイ/ホーチミン・シティー間を増便し、ベトナムのほかの都市にも運航を計画している。 また、タイ、シンガポール、マレーシア、カンボジアへの国際線の運航も視野に入れている。 (Source: AAP, 14/04/08 "Jetstar links with Vietnamese Pacific")

04月16日2008年 B787の納期遅れでボーイング社に賠償請求 − カンタス航空
  ボーイング社がB787ドリームライナーの納期延期を発表したあと、カンタス航空は4月10日、ボーイング社に対して賠償請求をすることになると発表した。 同社のジェフ・ディクソンCEOは、「ボーイング社との購入契約では、今回3度目となる納期延長に対して賠償を請求する権利があり、その賠償金を航空機のリース料に回すことになる。 納期が遅れることは、ある程度予想していたが、ボーイング社が再度納期延長を発表したことには大変失望している。 カンタス・グループが受領するB787-8の第1号機は、当初の納期より15ヶ月遅れることになり、B787-9は15ヶ月から23ヶ月遅れる。 カンタス航空としては、取締役会の承認はまだだが、すでに6機のA330のリース契約を手配しており、それらをジェットスター・インターナショナル航空で使用する。 A330はジェットスターが現在長距離路線で使用しており、B787ドリームライナーが納入されるまで十分な成長が期待できる」と語った。 ボーイング社は、「B787ドリームライナーの生産が再度遅れることになり、最初の試験飛行が2008年の第4四半期になり、1号機の納入が2009年の第3四半期になる」としている。 同社は当初、試験飛行を2007年8月に行なう予定であった。 (Source: AFP, 10/04/08 "Qantas wants compensation for Boeing delays")
04月16日2008年 エティハド航空がオーストラリア線を増便

  エティハド航空がアラブ首長国連邦(UAE)とオーストラリア間のフライトを今年増便することになった。  UAEのナショナル・キャリアーである同社は、今年の10月31日からアブダビ/シドニー線を週4便増便して合計週11便とする。 同社はアブダビからシンガポールを経由してブリスベンにも運航をしている。 ニューサウスウェールズ州政府のマット・ブラウン観光相は、「今回計画されている増便で旅客席数が5万席増え、海外からの観光客が増えることになり、ニューサウスウェールズ州に年間2,000万ドルの経済効果が期待できる。 2007年には中東からニューサウスウェールズ州に2万4,000人の観光客が来ており、2003年と比べて50%増えている」と話した。 オーストラリアに就航して今週で1年になるエティハド航空は、2010年までにオーストラリアへは週28便の運航を許可されており、現在パース、メルボルン、そしてその他の都市への運航を検討している。 同社のジェームス・ホーガンCEOは、「シドニー線は成功している路線で、世界中の路線で最も需要が高い路線のひとつである。 今年第1四半期の搭乗率は、シドニー線で88%、ブリスベン線で71%となっている」と語った。 (Source: Travel Weekly, 08/04/08 "Etihad increases flights to Australia")

04月09日2008年 2月のオーストラリアの貿易赤字が過去最悪の33億ドルに
  2月のオーストラリアの貿易赤字が、資源関連を輸出する港が悪天候に見舞われ、輸出が大きく落ち込んだことで、過去最悪の32.8億ドルとなった。 オーストラリア統計局(ABS)は、2月の商品・サービスの貿易赤字が、1月の25.3億ドル(改定済み)より増えて32.8億ドル(季節調整済み)となったと発表した。 輸出全体が4%減少し、その多くは石炭輸出が16%、金属・鉱物輸出が18%減ったのが原因である。 輸入は1月と比べてほとんど変化はなかった。 エコノミストたちは、2月の貿易赤字を25億ドルと予想していた。 コモンウェルス銀行のチーフ・エコノミストのマイケル・ブライス氏は、「今年の初めに起こったクイーンズランド州での洪水が、特に石炭などの資源関連輸出に影響した。 輸入に関しては、オーストラリア・ドルが94 USセントの高値になったが、2月と3月の金利引き上げで、消費者の購買意欲が和らいだ」と語った。 (Source: AAP/Daily Telegragh, 07/04/08 "Trade deficit hits record $3.3bn")
04月09日2008年 ブリスベン線を3便増便、7月からは1日3便に−シンガポール航空

  シンガポール航空は、4月3日からシンガポール/ブリスベン線を週3便増便し、7月からはさらに週4便を増やして1日3便体制とする。 今回増便される3便は、木曜日、土曜日、日曜日に運航され、シンガポールを午前零時10分に出発しブリスベンに午前9時35分に到着する。 現在ブリスベン線に使用している機材も、今回増便となる機材もB777-200で、旅客が満席でも、標準のコンテナーを使用し貨物を24トンまで搭載でき、貨物業界には好評である。 今回増便されるブリスベン向けのフライトは、アジア(日本、韓国、中国、香港を含む)や南東アジアからの貨物にとって接続が良く、逆にブリスベンからシンガポールに向かうフライトは、南東アジアやインドへのフライトの接続が良くなっている。 同社は、「ブリスベンはオーストラリアで観光客に最も人気のあるところで、ブリスベンへのフライトの需要はこの2-3年高くなっている。 また、ブリスベンをゲートウェイとして、多くの海外の観光客がゴールド・コースト、サンシャイン・コースト、ケアンズ、グレートバリア・リーフなどを訪れている。 ブリスベン線の増便についてはブリスベン観光局との長期に及ぶ良好な関係で強力な支援を受けており、またクイーンズランド州の生鮮輸出業界からも支援があることを期待している。 これによって、シンガポール航空は、ブリスベン線が7月2日から1日3便となり、アデレード線は週7便、メルボルン線は1日3便、パース線は週19便、シドニー線は6月から1日4便となる。 (Source: T&L News, 03/04/08 "Singapore - Brisbane three times a day")

04月09日2008年 管制官の半数が病欠でフライトに遅れ − シドニー空港
  管制官の半数が病欠となり、4月4日のシドニー空港の国際線、国内線のフライトが1時間遅れた。 カンタス航空とバージンブルー航空のフライトにも30分から60分の遅れが生じた。 バージンブルー航空の広報担当は、多くのフライトが、シドニー空港付近の上空で、待機するように指示されたと話している。 空港の管制業務を行なうAirservices Australia (ASA)の広報担当者は、「4月4日午後に勤務する予定の6人の管制官のうち3人が病気になり休んだ。 それにより、別の管制官1人を急遽午後に勤務するように手配したが、通常の勤務体制より管制官が少なくなり、安全性を優先して、シドニー空港の発着数を制限した。 今回のことで管制官の絶対数が少ないかどうかは分からないが、午後のフライトの遅れが、夜まで影響しないことを望んでいる」と話したが、今回の高い病欠の比率の原因が、ただ偶然とする以外に何かあるのかについてはコメントを避けた。 (Source: Australian, 05/04/08 "Sick controllers delay Sydney flights")
04月02日2008年 豪連邦準備銀行が政策金利を7.25%のまま据え置き

  オーストラリア連邦準備銀行は今日、政策金利を7.25%に据え置くことを発表した。 中央銀行である連邦準備銀行は、インフレの懸念があるとして、今年2回金利を引き上げており、過去12年間で最高の金利となっている。 最近の消費者物価指数は、連邦準備銀行が容認できる範囲の上限に達しており、未公認であるものの過去6年間で最高のインフレ率となっている。 しかし、今日発表された声明で、国内需要の成長が緩やかになっている兆しがあるとしており、企業と消費者心理も冷え込みつつあり、借り入れ需要も落ちてきているとしている。 連邦政府のウェン・スワン財務相は、まだインフレの懸念が残っているとしながらも、「今回の連邦準備銀行の決定は、8回連続で金利が引き上げられて、厳しい状況に追い込まれている一般家庭にとって歓迎されるであろう。 しかし、インフレと戦い、経済の加熱を和らげる我々の決意は今後も強化していく」と話した。 4月1日の午後2時30分の時点で、オーストラリア・ドルは91.18USセントとなり、今日の連邦準備銀行の金利据え置きの声明があってから0.75USセント下落した。 (Source; ABC, 01/04/08 "RBA keeps rates on hold")

04月02日2008年 サマータイムが4月6日で終了、日本とシドニーの時差が1時間に
  ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州、タスマニア州、首都特別地域のサーマータイム(Daylight Savings)が4月6日に終了する。 4月6日の午前3時が午前2時に戻ることになる。 これにより、日本とニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州、首都特別地域との時差が現在の2時間から1時間となり、日本の午前9時がシドニーでは午前10時となる。 また、南オーストラリア州と北部準州は日本時間より30分早く、西オーストラリア州は1時間遅い。 (Source: Alldownunder.com. "Australian Time Zones")
04月02日2008年 アデレード空港の離発着時間制限の見直しを要請 − 貨物業界
  南オーストラリア・フレイト・カウンシルは連邦政府に対し、アデレード空港の夜間の離発着時間制限の見直しを求めている。 同カウンシルは、時間制限を設けてから多くの矛盾が生じてきていると指摘している。 現在、同空港は午後11時から翌朝6時までの間、旅客機の運航を禁止している。 同カウンシルのビンセント・トリマイン会長は、「離発着時間制限システムの簡素化と、現状にあったものに変更する時期が来ている。 同じレベルの騒音を出す飛行機でも、貨物を搭載したものは離発着制限時間後でも到着が可能だが、旅客が乗っているのは禁止されている。 また、離陸は出来るが、着陸は禁止されているように、一貫性がなく理屈に合わない」と語った。 しかし、Hindmarsh地区選出のスティーブ・ジョーガナス議員は、「現行の規則を緩和することに反対する。 私は今の離発着時間制限をより厳しくすることを考えている」と反論した。 同カウンシルは、連邦政府に離発着時間制限の見直しの要望書を提出する予定である。 (Source: ABC, 26/03/08 "Curfew review urged for Adelaide Airport")